大阪・茨木市で注文住宅を建てるなら工務店はじめてガイド
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注文住宅を建てる前にチェックしておきたいのが、建築で使われる木材の種類とそれぞれの特徴です。このページでは、ヒノキやスギといった住宅建築でよく使われる木材の特徴を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
もともとは日本の固有種であり、古来より建築物につかわれてきたスギ。森林率が国土全体の60%以上と非常に多いので、安定的かつ安価での供給されているのが特徴です。吉野スギや屋久スギなどのブランドスギも存在し、また使用する部分によっても価格が異なります。
スギの利点としては、空気を多く含んでいる樹種のため、高い調湿効果が期待できること。湿度が高い時には湿気を吸収し、さらっとした空間づくりに向いています。湿度が低い時には湿気を放出し、住む人の肌を乾燥から守ってくれるでしょう。
木造住宅だけでなく家具などにも使われるヒノキは、日本においてスギに次いで豊富な生産量を誇る木材です。白味を帯びた色は清潔感のある空間演出にぴったりで、ヒノキ特有の香りがリラックス効果をもたらします。
また、ヒノキは耐久性に優れており、時間が経つほど強度が増していくのが特徴です。他の木材と比較して劣化が起きにくく、長期にわたって大切な家族を守る家をつくるのにふさわしいでしょう。一方で、ヒノキは加工が難しく、高いコストがかかるなどのデメリットも存在します。
ヒノキ科に属するヒバは、ヒノキに似た香りや色を持つ樹種です。それでいてヒノキよりも低コストで仕入れられるので、コストを抑えた家づくりを希望する人におすすめ。
また、耐朽性に長けているため、住まいを支える土台に使用されるケースが多いです。さらに、湿気に強い樹種でもあり、シロアリが心配な地域や降雨量の多い地域でマイホームを建てる場合に向いています。
天然の殺菌作用を有しているため、室内での使用も◎。
ジマツは国産材の松を指しており、古来より木造建築や鉄道の枕木などに使用されています。北米産の松は「ベイマツ」と呼ばれており比較的安価で手に入りますが、ジマツと比べて強度が低いです。また、日本で育ったジマツは湿気や塩害に強いなど、風土に合った性質を持っています。
さらに、ジマツは色味が明るく保湿性がある夏目と、色が濃く硬い冬目のバランスが整っており、近年では床材として注目を集めています。ヤニを多く含む樹種のため、家づくりの際には脱脂乾燥したものを使用するのがおすすめです。
カラマツは「日光松」や「富士松」などの別名を持つ通り、高知山岳地帯に自生する日本固有の樹種です。標高が高く寒冷な環境にも強く、本来樹木が育ちにくい火山灰や溶岩などの土壌でも生育できるため、日本各地で植林されています。
針葉樹の木材の中でも耐久性や耐湿性に優れており、脂気も豊富に含んでいるため、経年変化による風合いの移り変わりを楽しむことが可能です。一方、繊維がねじれるように育つので、乾燥後に狂いが出やすいなどの弱点も存在します。
落葉広葉樹に分類され、大きいものでは高さ30mになるものもあるほどの高木です。心材は黄褐色、辺材は灰白色となっており、室内を柔らかな色味でまとめたいと考えている人でも満足できるでしょう。
また、木目が美しく、強度や耐久性が高いのも嬉しいポイントです。さらに、虫を寄せ付けないなどの特徴も持っており、防虫処理剤がなかった時代に重宝された木材でもあります。そのため、土台や梁、柱といった住まいの骨組みに使用するのにおすすめです。
断熱性が高く調湿作用も有しているケヤキ。快適な室内環境を実現するのに適した木材です。一般に知られている断熱性の高い建材とは異なり、木のぬくもりを感じられるため、1年中過ごしやすい自然素材の家を希望する人にも向いているでしょう。
また、ケヤキ特有のフィトンチッドという香り成分には、消臭・抗菌効果だけでなく森林浴をするのと同様のリフレッシュ効果もあります。その反面、柔軟性がなく加工が難しいうえ、割れや反りが起こりやすい木材となっています。
建築材のみならず、家具や床材、木製玩具など広く利用されているブナは、落葉広葉樹に分類される樹木。世界中で生育しているので安定供給が可能なうえ、比較的リーズナブルな価格で仕入れることが可能です。
高強度・高硬度を誇る樹種でもあり、フローリングとして採用されるケースも多く見られます。重たいものを落としても傷付きにくく、いつまでも美しいフローリングを保ちたい人でも満足できるでしょう。白味がかった柔らかい色も魅力のひとつ。
バラ科サクラ属の広葉樹に属するヤマザクラは、本州、四国、九州を産地とする樹木です。反りや狂いが少ないのにも関わらず強度や高度もちょうどよく、加工しやすい木材でもあります。また、粘りもあるため乾燥による割れを起こしにくいのもポイントです。
そんなヤマザクラの魅力は、さまざまな色を持っていること。辺材には、赤、黄色、緑、薄ピンクなどが見られ、時間の経過とともに飴色に変化していきます。木目がはっきりしていないため、さまざまな住宅デザインになじむでしょう。
建築や家具の他に、野球のバットやスキー板といったスポーツ用品でよく使われているタモ。住宅建築で使用する最大のメリットは、何といっても強度の高さでしょう。タモは高度と強度のバランスが良く、強い衝撃を受けても割れが生じにくいです。そのため、地震から大切な家族を守るのに適した木材だといえます。
また、まっすぐに生育する樹種のため、他の木材と比べて質のバラつきがないのも特徴的。ただし、他の木材よりも価格設定が高く、コストがかかりやすいです。
家にはさまざまな場所に木材が使われています。注文住宅を建てる際には、どこにどんな木材を採用するかなども決めなければなりません。もちろん、建築会社に任せることも可能ですが、せっかく理想のマイホームを建てるなら木材選びにもこだわると良いでしょう。
今回お伝えした通り、木材は種類によって特徴やメリット・デメリットが異なります。土台として使う場合は性能を、内装に取り入れる場合は性能だけでなく審美性も加味して、自分たちの希望に合う木材を選んでみてください。
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