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注文住宅の打ち合わせはなぜ必要?

注文住宅を建てる際、施工業者との事前の打ち合わせが重要になります。打ち合わせを通じて施主の希望や想いを業者に伝え、ニーズや条件にマッチした家を建てることができます。

この記事では、注文住宅の際の打ち合わせの重要性や流れを紹介します。注文住宅を検討中の方はぜひ参考にしてください。

家づくりでは打ち合わせがとても大事

注文住宅の魅力は、施主の希望に沿った家が建てられることです。建売や規格住宅とは異なり、注文住宅では外観デザインをはじめ、内装、設備、外構に至るまで大部分で施主の希望を反映できます。

しかし、施主の希望や想いが業者に伝わっていなければ、イメージどおりの家が建てられません。むしろ、希望に反する家ができてしまう可能性もあります。そうした事態を避けるためにも事前の打ち合わせで本人の希望や条件をしっかりと業者に伝えておくことが大切です。

打ち合わせはいつおこなう?

注文住宅における打ち合わせは、期間中、複数回にわたって行われるのが一般的です。打ち合わせを行うタイミングとしては、着工前・着工後・引き渡し前の3つに分けられます。

着工前

着工前の打ち合わせは、家の出来映えを左右する重要なステップです。施工はこの打ち合わせに沿って行われるため、この段階で家の希望や要望を伝えておかなければ、理想の家が建てられません。

何事も最初が肝心。注文住宅の場合も最初からしっかり擦り合わせをおこないましょう。どのような家を建てたいのか、それを実現できる業者なのか、どこまで対応できるのかなどをしっかり確認しておく必要があります。

打ち合わせを重ねた結果、希望どおりの家が建てられないと思ったら、迷わず契約を断念することも検討してください。

着工後

着工後の打ち合わせは、打ち合わせ通りに施工が行われていない、希望に沿っていないと思った場合に行います。ここでのポイントはタイミング。打ち合わせをするタイミングが遅ければ遅いほど、希望と現実のズレが拡大してしまいます。逆にタイミングが早いほど被害を最小限に抑えて工事の範囲や工期を短縮できます。

施工の様子を見て、少しでも違和感やおかしいと感じる部分があれば、すぐに担当者と話をしましょう。理想の家を建てるため、遠慮する必要はありません。

引き渡し前

建物が完成して引き渡しの前に、建築主事や指定確認検査期間の検査員によって完了検査が行われます。その際に行うのが、引き渡し前の打ち合わせです。内容的には打ち合わせというより、確認作業となります。

設計図通りに施工が行われているか、希望した間取りや設備が設置されているか、傷や汚れのチェックも必要です。検査して少しでもおかしいと感じるところがあったら、遠慮なく担当者に話しましょう。完了検査を通過(OK)した後で話をしても修正できないため、検査前に相談をすることが重要です。

打ち合わせで確認しておきたいポイント

打ち合わせで確認しておきたいポイントは多岐にわたります。予算・外観・性能・設備/素材・間取り・動線・仕上げ・支払いなどです。以下、それぞれの確認ポイントを解説します。

予算

注文住宅の打ち合わせでは、予算についてしっかり話し合っておかなければなりません。上限が設定されていないと、予算オーバーした金額を提示されてしまうことがあります。その他の要素を話し合う場合でも、予算との兼ね合いを考慮しながら決定していくことになるため、まずは予算の範囲で施工できるかを確認することが大切です。

また、予算は工夫次第で圧縮できることもあります。どのような方法でコストが下げられるかについて、確認しておくことも必要になります。

外観

外観は家の第一印象を決める大事な要素です。施工業者には得意としているデザインや毛傾向というのがあるため、打ち合わせでその点を確認しておく必要があります。そして、外観デザインに関する自分の希望やイメージをしっかりと伝え、その業者に依頼して実現できるかを確認しなければなりません。

理想とするデザインのイメージを業者に伝える際は、言葉で説明するよりも、具体的な物件事例を提示するのがよいでしょう。言葉ではなくイメージとして共有しやすくなります。

住宅性能

住宅性能には、断熱性、気密性、防湿性、防音性、耐震性、省エネ性など多岐にわたる項目があります。住宅性能のクオリティは住み心地や快適性に影響しますので、着工前の打ち合わせの段階でよく話し合っておくことが必要です。

住宅性能は高ければ高いほどよいですが、予算との兼ね合いもあるため、予算の範囲でどれぐらいの性能を付与するのか、しっかり話し合って決定し共有しておかなければなりません。

省エネ住宅の場合は一定の要件を満たすことで補助が受けられることもあります。その点も含めて確認しておきましょう。

設備・素材

注文住宅は予算の範囲で建てるため、設備・素材もとても重要なポイントです。なぜなら、設備や素材の選び方はコストに直結する問題であり、予算通りに建てられるか否かを左右するからです。

予算に沿って検討するのはもちろんですが、こだわりを入れたい気持ちもあるでしょう。そのため、設備・素材を選ぶときは、予算との兼ね合いを考慮しながら、優先順位を付けておくのが賢明です。

間取り

間取りは、一つ一つの部屋やスペース、収納などをどこに・どのように、どれぐらいの広さで配置するかを決定する作業です。家族のライフスタイルを表現したものでもあり、暮らしやすさにも影響するため、入念にシミュレーションを行い慎重に話し合って決める必要があります。

良質な間取りは、どれだけ実際の生活をイメージできるかにかかっています。特に収納スペースはシミュレーションがしづらいため、プロの意見も参考にしながら検討するのがよいでしょう。

動線

動線は、家の中で人が動き回るときのルートです。家事をするときの家事動線、起床から出勤するまでの通勤動線、水回りを中心とする衛生動線、来客を迎えたときの来客動線などいくつかの種類があります。

動線の設計次第で暮らしやすさが変わってきますので、プロの意見や実例を参考にしながら、慎重に話し合って決めることが大事です。動線の種類ごとにシミュレーションを行い、快適かつスムーズに移動ができるルートを確保しましょう。

仕上げ

注文住宅における仕上げとは、建物本体工事の最終工程です。内外装を施工したり、屋根工事をしたり、照明やシンク、空調など住宅設備工事も含まれます。仕上げに関する打ち合わせのポイントは、建物に合う色やデザインの内装・外装仕上げ材または設備を選定することです。

クオリティや予算を考慮する必要はもちろんありますが、住宅工事の仕上げの良し悪しは家の印象を左右する部分であるため、家のイメージに合った素材や色を選択する必要があります。

支払い

注文住宅におけるお金の支払いは複数のタイミングに分かれます。例えば土地の購入とセットで家を建てる場合は、家を建てる前に土地を購入し、次に住宅ローンを契約して手数料を支払い、さらに建築確認申請費用を支払い、そのあと着工金、上棟金、中間金と続きます。

土地購入の段階では住宅ローンが使用できないため、現金を用意できない場合は、つなぎ融資や土地先行融資など代替となる支払方法を検討しておかなければなりません。住宅ローンが使用可能になるまでの流れを考慮しながら、全体の資金計画を立てることが重要です。

家づくりで失敗しないためも打ち合わせは入念に

今回は注文住宅における打ち合わせの重要性を解説しました。家づくりで失敗しないためには、事前の打ち合わせを入念に行うことが大事です。

予算の問題から外観、住宅性能、設備・素材、間取り、動線、仕上げ、支払いなど、重要なポイントに関して事前によく検討することで、着工後のさまざまなリスクを回避してスムーズな家づくりが可能となります。

ただし、ぶっつけ本番で打ち合わせをすると誤った選択をしてしまうこともあるため危険です。注文住宅の購入を考えている方は、ぜひ本記事を参考にしながら打ち合わせのポイントを押さえておきましょう。

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