大阪・茨木市で注文住宅を建てるなら工務店はじめてガイド
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茨木市の特徴から起こりやすいと考えられる災害や、その対策として家づくりで工夫できるポイントなどをまとめて紹介しています。
茨木市は、特に6月から10月にかけて梅雨前線や台風などの影響によって大雨が起こりやすい特性があります。
そのうえ、近年は、異常気象により、ゲリラ豪雨や台風の通過もあり、全国各地で水害や土砂災害が起こっています。また、茨木市に限った場合、昭和42年に起こった北摂豪雨によって大きな被害に見舞われた過去があります。
昭和42年7月に起こった集中豪雨(北摂豪雨)は、1日の降雨量が約250?という非常に激しい雨を記録し、茨木市内でも山崩れや河川の氾濫が発生しました。その被害は、全壊家屋10戸、床上浸水1892戸、家屋等の一部損壊18か所など甚大なものでした。
現在は、排水設備などの都市基盤が整備されており、安威川ダムの建設など水害を防止する取組みが進んでいます。しかし、近年の異常気象により、北摂豪雨を上回る時間雨量が市内で記録されるなど、水害の危険性は高まっています。
地形として縦に長く、北部は山地、南部は平野になっているという特徴を持っています。これによって、北と南での災害の発生傾向が異なります。 北部では大雨に伴うがけ崩れや土石流、地滑りなどの土砂災害、南部では市内を流れる安威川や本市に隣接している淀川の氾濫に加え、短時間の集中豪雨などで水路や下水道があふれる内水氾濫などの水害が想定されます。
家を建てるにあたり、土地探しからできる場合は水害の起こりにくい場所を選ぶことができます。しかし、先祖から引き継いだり、現在たまたま住んでいる土地が、浸水被害にあう可能性が高い土地だったりしたら、どうすればよいのでしょうか。
第一に、盛り土などによって敷地全体を高くする方法があります。水は高いところから低いところに流れる性質があります。周囲の地形の条件によっては、自分の敷地が周囲の道路や家よりも低い場合も考えられます。このような場合に盛り土の工事を行うことで、敷地に水が集まらないようにすることができます。
家の基礎を高くする、高床式の構造を採用するのも有効です。2011年の東日本大震災では、津波の高さが4メートル未満だった地区では、ピロティ式住宅の多くが、比較的軽微な被害で済んでいたことが確認されています。
しかし、盛り土をはじめとした土工事、そして高床式の工事は開発申請が必要な場合や、絶対高さの制限なども考慮する必要が出てきますので、総合的な判断が必要になると考えられます。
防水性の塀で家を囲む方法もあります。先の2事例とは異なり「水防ライン」を設定して建物を守る考え方です。
しかし、敷地境界を高くすることは、浸水対策としては有効ですが、一方でバリアフリーの観点からは問題があります。すべての側面からオールマイティーに問題を解決することは難しいようです。
茨木市に新しく家を建てることを計画している方は、住む地域の特性も含めて、起こりうる水害について事前に知っておく必要があるでしょう。そのうえで、水害に強い設計プランを立てる、避難場所を調べておく、防災グッズを備えておくなど対策できうることに着手しておくと安心です。
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